衛生管理者と健康づくり
『社内運動会』
以前は開催していたけれど、不景気になってからは中止していたという企業も多いでしょう。
しかし近年、社内運動会が再び注目されています。ネットで『社内運動会』と検索すると、それを代行する専門業者も登場しています。
こういった健康づくり活動が復活してきたのは、株価が上昇し企業にゆとりができた証拠かもしれません。
イベントは単に健康促進だけが目的ではなく、社内でのコミュニケーションを潤滑にすること、運動習慣を身に付けること、チームの団結力を生むといった目的があります。
また、社員の家族にも参加してもらうことで、企業のことを知ってもらう良い機会でもあります。
様々な健康づくり活動
企業によっては、運動だけでなく、文化活動やお祭りなど様々な健康づくり活動を行っているでしょう。
ここで簡単に私が以前勤めていた企業(従業員1000人程度)での取り組みをご紹介いたします。
まず、各部署対抗のスポーツ大会が年に5回ありました。卓球、バドミントン、バレーボール、ソフトボール、駅伝の5種目です。
運動が苦手な方、年齢が高い方にも参加してもらえるように、バレーボールであれば本格的なバレーボールとソフトバレーボールに分けたり、駅伝であればウォーキング部門を作ったりしていました。
さらに、年に2回ボーリング大会があり、春には運動会、夏には納涼祭、不定期で健康麻雀大会も開催していました。社内にはブラスバンド部があり、それぞれの活動で日ごろの練習の成果を披露していました。
オフィスや飲み会では見られない、意外な一面が見られ、とても盛り上がるでしょう。開催後1週間はその話題で持ちきりになるかもしれません。
仕事以外の取組みや課外活動を行うことで、人生がより豊かになっていきます。
ストレス発散を習慣化
疲労には、肉体的なものと精神的なものがあります。ストレスを受けて、それを溜め込むことで精神的な疲労は蓄積されます。
精神的な疲労に対しては、ただ休むよりも体を動かした方がストレス発散につながるとされています。
決して激しい運動をするのではなく、適度に気持ちよく体を動かす習慣を身に付けましょう。
もっとも簡単に取り組めて効果が高いのものがウォーキングです。週に2~3回、1回30分ほど歩くと良いでしょう。
体を動かせば就寝時に深い眠りにつくことができ、よく眠ることはストレスの発散につながります。
まとめ
遊びがあるからこそ柔軟な考え方ができ、仕事にメリハリが出てきます。
またコミュニケーションが密になることで、今後のチームとしての生産性を向上させることでしょう。
私たち人間は、人生の多くの時間を仕事に費やします。仕事が楽しい人は、人生が楽しい人です。
健康で楽しい職場づくりは、衛生管理者としての目標です。
衛生管理者として、働いている人の健康促進のために、できるところからいろんな活動にチャレンジしましょう。
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