改訂新版 衛生管理者 第1種・第2種 合格教本
2020年12月26日に、衛生管理者の受験対策本「改訂新版 衛生管理者 第1種・第2種 合格教本」を技術評論社さんから出版しました。
本書は、2017年に出版した「らくらく突破衛生管理者第1種・第2種合格教本」の改訂版です。
衛生管理者試験を受験する人を対象としたテキストで、第1種、第2種、特例第1種の試験に対応しています。
分かりやすさに重点を置き、講習会・通信講座での受講生の生の声を本書に反映させました。
これから受験する人には、ぜひ手に取って頂きたい1冊です!
改訂したポイントは?
本書は、「忙しい人でも、衛生管理者試験に合格」できるように執筆したテキストです。
衛生管理者の受験には、一般に衛生に係る実務経験が必要で、管理職的な立場の人が受験することが多いでしょう。
そういった人は、職場や家庭において重要なポジションにあり、学習する時間が限られているものです。
そのような忙しい人でも短期間で合格できるように、合格に必要な内容をコンパクトにまとめ、わかりやすく解説しました。
また、旧版から改訂した部分をいくつか紹介します。
・有害業務に係る関係法令全般を改訂(健康管理手帳、特化則など)
・最近の出題傾向に応じた構成に更新(腰痛予防、情報機器作業、免疫など)
・新型コロナウイルスに対応した救急蘇生法について更新
・直近3年分の公表試験問題をメインに厳選して掲載
・模擬問題3回分をWEBアプリに収録しているのでスマホで学習可能
全体的に落ち着いた装丁となっており、試験によく出る「重要か所は青文字」にしていますので、記憶の定着を手助けしてくれます。
また、必要なところにはイラストや表を掲載し、理解しやすいように工夫しました。
ほとんどの節が2~6ページの見開きになっていますので、「通勤時間やスキマ時間に学習しやすい」のも特長です。
節ごとに、「○×問題」や「ポイント」を掲載し、「すぐに覚えたことをチェックできる」のもいいですね。
解答力(問題を解くための力)を身につけていただくため、「演習問題も多数掲載」していますのでぜひチャレンジしてください!
著者からメッセージ
衛生管理者とは、常時50人以上の労働者を使用する事業場において選任することが義務付けられている重要な職務であり、職場で働く人の健康を守るスペシャリストです。
厚生労働省の調査によると定期健康診断による有所見率は毎年50%を超えており、強い不安・悩み・ストレスがある労働者は50%台で推移しています。
さらに、休業4日以上の業務上疾病者数は近年8千人を超え、職場での様々な要因により疾病にかかっている人がたくさんいることが分かります。
また、新規化学物質の製造・輸入届出の件数は毎年1,000件前後あり、それらの化学物質には新たな有害性を含んでいる可能性もあります。
このような社会において、職場で働く人の健康を守る衛生管理者は、大変重要なポジションであるといえます。衛生管理者として職場で選任されるためには、衛生管理者免許試験という国家試験に合格しなければなりません(大学の医学部を卒業した者等は衛生管理者免許を受けることができますが、試験に合格することが一般的な免許取得ルートです)。
第1種・第2種衛生管理者の受験者数は、年間約10万人で、合格率は第1種が40%台、第2種が50%台となっており、比較的挑戦しやすい資格試験といえるでしょう。
ただし、試験を受けるには一定の実務経験などの受験資格が必要になり、受験者には管理職・専門職が多くいる実情もあって、合格率だけを見て試験の難易度を判断することはできません。
私は化学事業所において、有害放射線、特定化学物質、有機溶剤を取扱う業務、グループ内の健康づくり活動等の実務経験を積んできました。
その後、衛生管理者試験対策講習会を開催し、これまで多くの試験合格者を輩出してきました。
その中で受講者の生の声を聴き、学習する際に理解しにくい箇所、難しく感じた箇所を体感し、次回の講習会に活かせるよう改善を重ねてきました。
本書は、これまで私が培ってきた試験対策ノウハウを、惜しげもなく詰め込んだ合格するための必勝バイブルです!
“千里の道も一歩から”
本書を手に取った今日が、あなたの試験合格へのファーストステップです。
本書を有効活用して、是非あなたの手で合格を掴み取ってください!
資格合格実践会 奥田 真史