○プロフィール
・奥田真史(おくだしんじ)
・明治大学政治経済学部卒
○取得資格
・衛生工学衛生管理者
・第一種衛生管理者
・エックス線作業主任者
・危険物取扱者甲種及び乙種第四類
・毒劇物取扱者
・高圧ガス製造保安責任者乙種化学など
ご挨拶
私は大学卒業後、四国にある化学事業所で勤務しておりました。そこでは主に、産業用資材の品質検査、品質保証、そして新規機能材料において、ISO取得のための土台構築を担当していました。
業務は多岐に渡りますが、衛生管理分野では、有害放射線、特定化学物質、有機溶剤などを取扱う業務、グループ内の健康づくり活動を行ってきました。
他にも各種薬品を用いた環境分析、各種有機溶剤の管理・保管・廃棄、安全衛生対策の調査と実施なども行いました。
当事業所に4年間勤務した後退社し、現在は資格試験対策講習会の講師を務めています。
事業所では協力会社の社員を含めると、1,000人を超える人が様々な仕事をしていました。化学事業所には、一般的な事務所などより危険な場所や作業が多々あります。
ケガや病気には繋がらない「ヒヤリ」とした体験が毎日どこかで発生していましたが、時には重大な労働災害になってしまうこともありました。
そんな勤務時代に徹底的にたたき込まれたのが、安全衛生に関する知識や考え方です。毎朝の朝礼では社内外の事故事例などでKYトレーニングを行い、定期的に安全衛生に関する研修を受けていました。
安全衛生は、一朝一夕に構築されるものではありません。先人が積み上げてきた経験・知識があるからこそ、産業社会において一定の安全と安心が確保できているのです。
それでも日本では、休業4日以上の労働災害に遭う人が1年間に10万人以上います。しかしこの中には適切な知識があれば、防げた労働災害があるのも事実です。
私は1人でも多くの人に、安全衛生に関する知識を身につけていただくため講師活動をしています。それを実効あるものとするため、提供する講習会や通信講座は、試験の内容はもちろん職場に戻ってから役立つように分かりやすくお伝えしています。
「1件でも労働災害を未然に防ぎ、身近な人の安全と安心を守ること。」それが私の使命だと考えています。